ただいま日本のネクタイブランドKUSKAの営業で、KUSKA代表の楠さんとイギリス、そしてドイツを回っています。ネクタイは、日本だけでなくヨーロッパでも市場が縮小しているアイテムで、今いるドイツミュンヘンでも、お店の人からこの6、7年でネクタイをする人が少なくなってきた、というところが数件ありました。 この難しいアイテムどうやって販売していくか…
販売ツアーに出かける前、重要なお店にはコンタクトを取り、その他のお店に関しては、大体アポを取らず直接訪問します。なぜアポをとらないかというと、事前にメールを送るとブランドのことを知らないお店はたいてい「必要ない」と断わられるところが多いから。
一般的に、事前にメールを送っても、ほぼ全てのお店らから返事が来ません。それらのお店は私が担当しているブランドにあってると思うお店なので、事前にメールを送って「必要ない」と断られると、もうそれ以上前に進むことができません。商品を見せてから気に入ってもらえることも多いので、商品も見せないで、メールだけで断られたくないのです。
とは言っても、今回私たちが紹介しているブランドはブティックではなく、テーラーショップなので、ショーウィンドーを持たず、ビルの中に入っているところもあるので、一応今回は事前にメールを送っておきました。想像した通り、ほとんどのところからは返事なし。しかし、イギリスとドイツで数軒のお店を回りましたが、商品を見てくれなかったお店は数軒で、結構な数のお店は商品に興味を持ってくれ、オーダーをくれたお店もありました。また、購入に至らなかったお店でも、きちんと購入に至らなかった理由を教えてくれるので、それもブランドとしてはとても役に立ちます。
わたしはなるべく高価なもの、本当に日本の良いもの、とされているものの販売をしていくつもりなので、高価なものを販売しているお店を中心に回っています。ちなみにこのKUSKAのネクタイは、日本の「背広」の語源でもあるSavile Row通りで英国王室御用達のお店HUNTSMANで260ポンド、約47000円で販売していますが、結構な数を販売してもらっています。日本ブランドの価格帯についてはまた追ってブログで詳しく書こうと思います。
とりあえず、月曜日から始まったヨーロッパでの営業は今日のミュンヘンで終わり、思った以上に収穫がありました!
Ciao!