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コロナで何が起こるか分からないので、もう11月末の引越しの荷物を運び始めました…

  • 2020-10-27
  • 2020-10-27
  • Italia
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Buongiorno ! takaoです。

今年の春、イタリアではコロナの感染がみるみるうちに広がり、そのままヨーロッパで一番初めにロックダウンに踏み切り、2ヶ月ちょっと外に出れませんでした。

感染に関してイタリアは他の国よりも進んでいたし、どこの国でも感染が広がるリスクがあり、特に日本ではオリンピックの開催も予定されていたので、かなり遅くまで日本は海外からの入国を禁じていませんでした。そんなこともあって、少しでも広がらなければいいなと思い、その頃は何度も日本に向けてFacebookでヨーロッパでのコロナの状況を伝えていました。

しかし今では、コロナの様子や対処方法などの情報は行き届いているし、あまり明るいニュースではないので、時々ヨーロッパの様子を知らせる程度で、以前ほどコロナについて書かなくても良いと思っています。

ただ、ここに来てヨーロッパではまたかなり感染者が増えてきていて、また状況が悪化しているので、ちっとどんな様子かお知らせしようと思います。

イタリアに第1波が来たときはみんなこのCOVID-19について何も知らず、スキンシップの大切なイタリアでは人と人の距離が近かく、それこそ挨拶で頬と頬を合わせる国なので、感染するのが早かったのは当たり前といえば当たり前でした。それに当時はまだ誰もマスクなどしていません。

それで感染が広がっているというのがわかった頃にはもうすでに時遅く、かなりの人が感染していました。

それからロックダウンに入り、あのルールを守ることが得意ではないイタリア人が、本当によく決まりを守り、感染者を減らしてゆくことができました。夏のヴァカンス前には、日本よりも感染者が少なくなるほどにまでなっていました。

その頃からまた寒くなったら第2波が来るだろうと言われていて、それに対してみんな心の準備はできていたと思います。

ヴァカンスが終わって、特に若い人を中心に、ヨーロッパの他の国にヴァカンスに行って帰ってきた人がたくさん感染していて、それから7ヶ月ぶりに学校も始まりました。

それでも近所の他の国と比べるとかなりイタリア人は注意していて、イタリアから他の国に行った人は、他の国はあまりコロナに対して注意をしていない、と言っていたし、ヨーロッパの他の国からきた人はイタリアでは沢山の人がマスクをしているので驚いた、と言っていました。

イタリアでは外にマスクをして出る必要がない時期でもマスクをしている人は多かったし、以前のイタリアと全く違って、頬と頬で挨拶することもほとんどなくなりました。握手もしなくなり、その代わりに肘と肘を合わせるようになりました。

そんなこともあって、正直なところ、ヴァカンス後に感染者が増えても、ヴァカンスが終わってまた普通の生活にもどれば感染者もそれほど増えないだろう、と思っていたのですが、残念ながら現在またかなりの勢いで感染者が増えています。

今日発表のイタリアのコロナ新規感染者は21.994人で、検査を受けた人の20.68%が陽性でした。フランスに近いアルプスの麓のヴァッレ・ダ・オスタは先日検査を受けた人の50%以上が陽性だったそうです。

以下は10月25日ミラノの日本領事館から送られてきた情報です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のためのイタリア政府の措置:10月24日首相令

●各種メディアで、コンテ首相が新たな首相令に署名したと報じられています。

●公開情報から概要を取りまとめると、主に以下のとおりですので、ご留意ください。

・本首相令は、10月26日から11月24日まで有効。

・移動制限:仕事上・学業上・健康上の理由や、必要性のある状況などを除き、交通手段にかかわらず、移動を極力回避することを推奨。

・飲食サービス業:営業は午前5時~18時まで。1テーブルには(同居者でない場合)最大4人まで。ホテルや病院など、施設利用者だけにサービスが限られている場所は営業時間制限の例外。宅配サービスや、持ち帰りサービス(※)は、引き続き営業可能。

(※持ち帰りサービスは、24時まで。但し、店の近辺での飲食は禁止。)

・学校:幼稚園~中学校までは対面授業継続。高校は75%以上の活動をオンライン教育とする。

・ジムやプール:営業停止(一部例外あり。)。

・劇場、コンサート会場等:劇場、コンサート会場、映画館など(屋内外関わらず)市民に開かれた/観客が入る(aperto al pubblico)場所は閉鎖。

私の携わっているファッション業界も、展示会にはヨーロッパ 以外の国からは来れないに等しいので、来場者はほとんどいなくて、オーダーも全てリモートで取る形になっていて、仕事もかなり減っていますが、それはしょうがないと思っています。

ただ、高い家賃を払い、人もたくさん雇っているレストランなどは、かなりの被害を受けることになり、前回のロックダウンではみんな我慢していて、それほど大きな問題にはなりませんでしたが、今回はデモが行われたり、SNSでもコンテ首相を悪くいうコメントが増えています。

国もまたロックダウンさせないように今厳しい処置をとっているのですが、どうしても打撃を受ける業界は決まっていて、そんな人にとっては死活問題です。その人の立場に立つとやはり国に文句を言うのもも仕方ないとも思います。

ある意味みんな正しいと思って行動しているので、どれが正しいのかを決めることは本当に難しいです。

春のロックダウン前に学んだ事なのですが、このコロナ、増え出すとみるみるうちに感染者が急増し、それに合わせて国もどんどん厳しい決まりを作っていくので、自分で予定を立てすことが全くできません。計画を立てられないと言うのは本当に大変です。

私も11月末に引っ越しをしないといけないのですが、何がいつ起こるか分からないので、もう今から荷物を友達の倉庫に預かってもらうようにして、少しずつ運んでいます。。

Ciao !

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