ブログ Laura
Cari amici !
サン•マルコ地区については以前もう紹介しました。
今日はサンタ•クローチェとサン•ポーロそしてドルソドゥーロ地区について話します。

SANTA CROCE ( サンタ・クローチェ地区)
バスで来たとしても、電車で来たとしてもこの地区がヴェネツィアの表玄関になります。ヴェネツィア駅は1860年からあり、現在の建物になったのは1930年、合理主義スタイルの建物です。ここからヴェネツィアの中心には徒歩かボートで行くことになります。駅を出ると水上バス乗り場があり、ここヴェネツィアでは道路を走るバスでなく、一般的な水路を渡っていく水上バスに乗ることになります。

徒歩で移動する場合は、まずヴェネツィアの新しい建築物の1つであるコスティトゥツィオーネ橋(Ponte delle Costituzione)を渡ることになります。この橋はスペインの建築家サンチアゴ•カラトラーヴァによって作られました。主に鋼鉄とガラスで作られています。
サンタ・クローチェ地区に入ると、いくつかの興味深い宮殿や美術館が続いています。カ・ペーザロ(Ca’ Pesaro)はヴェネツィアン・バロックの傑作で、大運河に向かった正面側は巨大なマスク、ライオンや怪物の頭の彫像で飾られています。現在は国際現代美術館(Galleria Internazionale d’Arte Moderna )として使われています。
自然史博物館(Fondaco dei Turchi)この建物はヴェネツィアの中でも特に古い建物で、1227年に作られました。現在は自然史博物館として使われています。

パラッツォ・モチェニゴ宮殿(Palazzo Mocenigo)はルネッサンス様式の建物で、現在は生地や香水の歴史を紹介するモチェニゴ博物館(Centro Studi di Storia del Tessuto, del Costume e del Profumo)として使われています。貴重な生地のコレクションや歴史的衣装だけでなく、香水の歴史やヴェネツィアの古く伝統的なエッセンスを紹介した部屋もあります。ヴェネツィアはかつて東西を結ぶ貿易の拠点だったため、多くの香料が様々な所から運ばれてきました。また、博物館ではワークショップが開催され、参加者は香水の配合の基本知識や、芸術的観点から見た香水について教えてもらうことができます。それぞれが香水を作る体験もできます。
ユースフルリンク:
Trenitalia è la società che gestisce il trasporto ferroviario www.trenitalia.com/en.html
ACTV, azienda che gestisce i vaporetti http://actv.avmspa.it/en/content/vaporetto
Architetto Santiago Calatrava www.calatrava.com
Ca’ Pesaro, Santa Croce 2076 – Venezia VE https://capesaro.visitmuve.it/en/home/
Fondaco dei Turchi, Salizada del Fontego dei Turchi 1730 – Venezia VE https://msn.visitmuve.it/en/home/
Palazzo Mocenigo, Santa Croce 1992 – Venezia VE https://mocenigo.visitmuve.it/en/home/
SAN POLO(サン・ポーロ地区)
そのまま東に向かうと、サンタ・クローチェ地区(Santa Croce)からヴェネツィアの中で最も古い地区であるサン・ポーロ地区にぶつかります。ここにも素晴らしい建物があります。

カ・コーナー・デッラ・レジーナ(Cà Corner della Regina)この建物はのちにキプロス王女になるCaterina Cornerが生まれたことで、この名前がつきました。 大運河にあるこの宮殿は、プラダ財団(Fondazione Prada) によって購入され、現代美術の展示をしています。

フォンダコ・ディ・テデスキ(Fondaco dei Tedeschi)1228年に船の着陸地点として、また市内に到着した商品を交換する場所として建てられた大きな建物です。現在は香港DFSグループのラグジュアリーデパートとして、フェンディ、バレンシアガ、グッチ、プラダ、バルマン、バーバリー、サンローラン、サルヴァトーレ・フェラガモなどのインターナショナルなハイファッションブランドを販売しています。テラスで見る素晴らしいパノラマをお見逃しなく!

リアルト橋(Ponte di Rialto)フォンダコ・ディ・テデスキの前にはリアルト橋があります。 1593年に現在の橋にかけ直されました。それまでの橋は、ただ単に高級生地や宝石などを売っていた木製のボートで支えられていただけでした。この橋を渡り、野菜や果物そして魚などを売っているマーケットに行くことができました。このマーケットは今でもあります。
たくさん歩いたので、少し休憩してゲームをすることにしましょう。橋の近くにある黄金の頭を探してください。ヒントは上を見てみてください。

この彫刻は、昔の薬草店 アッラ・テスタ・ドーロ(Alla Testa d’oro)のサインです。薬草店は天然ベースの医薬品を作り販売する作業場で、1600年代にはアッラ・テスタ・ドーロは”万能解毒剤”に特化し、この薬を飲むとすべての病を治すことができると考えられていました。それらはハーブ、スパイス、軟膏、毒蛇で作られ、エジプトのミイラのパウダーを加えたものまでありました。
ユースフルリンク:
Fondazione Prada, Calle de Ca’ Corner 30135 – Venezia VE www.fondazioneprada.org/visit/visit-venice/?lang=en
Fondaco dei Tedeschi, Calle del Fontego dei Tedeschi, Ponte di Rialto – Venezia VE www.dfs.com/en/venice/stores/t-fondaco-dei-tedeschi-by-dfs
DORSODURO (ドルソドゥーロ地区)
この地区の名前は、以前この地域が固い地盤で占められていたため、ヴェネツィアの他の地域よりも湿地が少ないという事に由来しています。

この地区には、非常に重要な古代と現代アートが混合したペギー・グッゲンハイム・コレクション(Peggy Guggenheim Collection)美術館があります。ペギーは1900年代前半の奇抜なヨーロッパとアメリカのアートのコレクターでした。アメリカで生まれ、第二次世界大戦中もヨーロッパを旅行し続け、大きな危険に直面してさえ、ピカソ、カンディンスキー、マグリット、デ・キリコ、ボッチョーニ、ダリらの作品を探し続けました。博物館では常設展示品に加え、テンポラリーな作品の展示や子供たちを対象とした文化活動など、多くの催し物を企画しています。
Cà Rezzonico(カ・レッツォーニコ)一方、伝統的なバロッコ芸術の傑作であるカ・レッツォーニコ(Cà Rezzonico)には、18世紀美術館(Museo di Arte Settecentesca)があります。 写真愛好家は、アカデミア橋(Ponte dell’Accademia)からのぞむ、息をのむような景色を見逃すことはできません!
そこから少し離れたところに、1300年代からルネサンスまでのベネチア絵画の最も豊富なコレクションが収められているアカデミア美術館(Gallerie dell’Accademia )があります。 この近所には他にも好奇心をそそる興味深い場所がたくさんあります。

ヴェネツィアで最も撮影された教会の1つである八角形をしたサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(Santa Maria della Salute)は、疫病の終わりを神に感謝し、1631年から建て始られました。
八角形の設計図と、8と11は、謎の計算を隠していると言われています。数字の8は無限と永遠の生命の象徴を意味するため、伝統的にキリスト教のお気に入りの数字ですが、一方数字の11は、カトリック信者が尊重しなければならない10の戒め、または10の法律の拒否することを象徴しているため、曖昧な意味合いを持っています。

カ・ダリオ(Cà Dario)も多くの謎を隠しています。所有者が破産したり、自殺したり、殺されたりすることがよくあるというのがその理由です。現在では彼らの幽霊がここに住んでいると言われています。
ヴェネツィアには、5か所の小型船の造船所(補修工場)しかありません。そこでゴンドラが造られ修理されます。そのほとんどすべてがドルソドゥーロ地区にあります。最も有名なのはサン・トロヴァーゾの造船所(squero di San Trovaso)で、ゴンドラを手作業で構築してゆく斧のマスターを見ることができます。
ベネチアのもう一つの伝統工芸はマスクです。カ・マカナ(Cà Macana)は、市内で最も有名な工房の1つです。ここでは、トム・クルーズとニコール・キッドマンが主演したスタンリー・キューブリックの映画「アイズ・ワイド・シャット」などの重要な映画や重要な舞台で使われるのマスクを作成しました。彼らは伝統通りの、張り子でできたマスクの作り方を教えています。
私たちのヴェネツィアの旅はここで終わりとしますが、まだまだ、イタリアにはたくさん見るところがあるので、これからも乞うご期待!
ユースフルリンク:
Museo Peggy Guggenheim, Dorsoduro 701-704 Venezia VE www.guggenheim-venice.it
Ca’ Rezzonico, Dorsoduro, 3136 Venezia VE https://carezzonico.visitmuve.it/en/home/
Squero di San Trovaso, Dorsoduro 1097 – Venezia VE www.squerosantrovaso.com
Cà Macana, Dorsoduro 3172 – Venezia VE www.camacana.com
A presto!