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ミラノでは地震が起こる?ミラノは危ない?

  • 2021-01-08
  • 2021-01-08
  • Milano
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Buongiorno ! takaoです。

ちょっと前のことになりますが、12月17日16:49にミラノ県でちょっとした地震がありました。

イタリアは日本ほど頻繁に大きな地震は起こらないものの、たくさんの死者を出す地震も時々起こります。最近では2016年と2017年にイタリアの中心で大きな地震が起こり299人が亡くなっています。イタリアの大きな地震に関してはまた機会を作ってお話しようと思います。

今回はミラノでの地震のことを話そうと思います。12月17日の地震はマグニチュード3.9、ちなみに日本で使われている気象庁震度階級は日本だけのものらしく、イタリアのテレビや新聞などではではマグニチュードと同じ意味のスカーラ・リクター(Scala Richter)と呼ばれる単位だけが地震の規模を表す時に使われています。なので、巨大な地震とか大きな地震とか、ちょっとした揺れとか言っているので、地震の規模はわかっても正直どれくらい揺れたのか分かりません。今回の地震ですが、「今日地震があったの知ってる」と友達に言われて知ったのですが、私は全然気が付きませんでした。

ですが、私が気付かなかった今回の地震は、ミラノではなんと500年ぶりの大きな地震だったのだそうです。500年前マグニチュード3.7の地震が、そしてミラノから少し郊外に離れて、F1レースの行われるモンツァで1396年にマグニチュード5の地震があったのがこの界隈での大きな地震なのだそうです。

実際、私がミラノに住み始めた1989年からこれまで、ミラノで私が感じた地震は2、3度くらいしかなかったと思います。それで、ミラノの地震のリスクについてちょっと調べてみました。

イタリアでは地震のリスクを4つのゾーンに分けているそうです。

  • 地震ゾーン 1 – とても大きな地震が起こる可能性のある一番危険なゾーン
  • 地震ゾーン 2 – 大きな地震が起こる可能性のあるゾーン
  • 地震ゾーン 3 – 大きな地震が起こる可能性が僅かにあるゾーン
  • 地震ゾーン 4 – 僅かに地震の起こる可能性のある、あまり危険でないゾーン
  • ミラノのあるロンバルディア州ではゾーン2が57カ所、ゾーン3が1027カ所、そしてゾーン4が446カ所あって、ミラノ市の東側半分がゾーン3、西半分がゾーンが4なのだそうです。今回の地震はゾーン4でも揺れを感じたそうです。

ということで、ちょっとした地震はあってもあまり危険ではなさそうです。なので、みんな地震の怖さを知らないようで、地震があったらベランダから落ちてきてもおかしくないような植木鉢の置き方をしているアパートなどを良く見かけます。あれは地震がないとしても間違って触って落としたりする可能性があるので、危ないです。なので、私はアパートの下を歩くのはあまり好きではありません。なるべくバルコニーの下に体が隠れる様に歩いています。

あとイタリア人、これはイタリア人だけに関わらないと思いますが、ちょっとした地震があっただけでも、すごくびっくりして驚いています。あんなイタリア人が日本に来て大きな地震にあったら絶対に心臓が破裂すると思います。でも、イタリアで大きな地震が起こったらかなり危ないです。私も大きな地震が来たらどこに逃げようかと時々考えることがあります。日本だと頑丈なものの下に入れ、と言いますが、イタリアの耐震されていないアパートで、それも材料もいちいち重そうだし…やっぱり急いで家の外に出た方が良いのかもしれません。いや、でも建物自体が崩れてくる可能性もあるし… あと、例えばミラノのドゥオーモの中などにいたら、かなり高いところから重たい石が落ちてくるので、絶対に危ないですね。実際、ウンブリアで地震があったときにはアッシジのサン・フランチェスコ聖堂が崩れています。

Ciao !

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