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イタリアではクリスマスシーズン「プレゼーぺ」を家に飾ります!

日本ではクリスマスの飾り付けでは、クリスマスツリーしか知られていませんが、イタリアの多くの家庭では、イエス・キリストの誕生を再現する、人形とその光景がセットになったプレゼーぺという模型が飾られます。

今日はラウラがそのプレゼーぺを紹介してくれます。

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プレゼーぺ

ブログ Laura

Cari amici,

クリスマスが近づいていますが、イタリアの家庭では、イエス・キリストの誕生の様子を描写した、プレゼーぺという置物を飾るのが伝統的です。

キリスト教によると、イエスは0年に厩舎で生まれました。したがって、ラテン語での表記、AC(西暦紀元前 = 英語 BC)とDC(西暦紀元後 = 英語 AD)は、キリストの誕生の前もしくは後を意味します。

そして、これがまさにプレゼーぺで表現されている光景になります。聖ヨセフ、マドンナ、そして牛とロバの息で暖められた生まれたばかりのイエス・キリストが小屋で守られている光景です。

それは1200年代に始まった伝統で、このプレゼーぺは、実際の人間によって降誕のシーンが表現されていました。その後長い間、テラコッタで作られた置物のプレぜーぺが飾られるようになりました。

聖家族(幼少年時代のイエス・キリスト、養父ヨセフ、聖母マリアのこと)の後に、イエスの誕生に敬意を表するために急いで駆けつけてきた羊飼いと羊、漁師、ガチョウを飼う婦人、市場の野菜売りなど、他の大衆のキャラクターが加わりました。キリスト教では、イエスは神の息子なのです。

最も美しく、古く、有名なプレゼーぺの置物は間違えなく、ナポリのプレゼーぺ職人のマエストロ達の作ったナポリのプレゼーぺです。プレゼーぺは、ナポリで最も古い通りの1つであるサングレゴリオ・アルメーノで作られ、販売されています。ここは、1年を通してクリスマスのようです。

また、伝統的なプレゼーぺの人物に加え、毎年サッカー選手、俳優、歌手、そしてその年に話題になった人を象った、新しい人物が登場します。

チンクエテッレのプレゼーぺ

みなさんご存知のように、私はリグーリアで生まれました。そのリグーリアで有名なチンクエテッレの村のひとつであるマナローラでは、毎年クリスマスの時期に世界で一番大きなプレゼーぺが飾られます。

1976年に一人の村の住民が、丘の上にイエス・キリスト降誕のシーンを発光ワイヤーで作りました。それから毎年、彼は新しいキャラクターを追加し、最終的に8kmの長さの電気ケーブルを使って300人のキャラクターを使ったプレゼーぺを作ることになりました。

2007年には、このプレゼーぺはギネスの世界記録に登録されました。

みなさんは、このプレゼーぺ知っていましたか?日本でもあるのでしょうか?

Ci vediamo a Napoli o a Manarola, a presto!(それではナポリかマナローラで会いましょう!)

A presto!

Laura Canepa(ラウラ カネパ)のブログ

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