コロナの真っ只中、ミラノファッションウィーク始まった!

  • 2020-09-24
  • 2020-09-24
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Buongiorno !  takaoです。

コロナ問題で世界的にとても大きな打撃を受けているファッション業界、そんな中、9月19日からジュエリー・アクセサリーの展示会HOMI Fashion & Jewels Exhibitionが、1日遅れて9月20日からバッグの展示会MIPEL、靴の展示会MICAM、アパレルの展示会THE ONE MILANOの3つの展示会がミラノの展示会場RHO FIERAで開催されました。THE ONE MILANOは普段ミラノのもう1つの展示会場で、他の展示会より少し遅れ、ミラノファッションウィーク中に開催されますが、今回は少しでも多くの展示会が同時に同じ場所で開催することで少しでも多くの集客をねらっているため、他の展示会と同時の開催となりました。

展示会出展者とブース

出展者ですが、流石にヨーロッパ以外からの出展はあまり考えられないので、やはりいつもと比べて減っていましたが、それでも思っていたよりも多くの出展者がいました。また、出展者が少ない分、展示会の予算も少ないはずなので、全体的に費用をかけず寂しい展示会の作りかと思っていたのですが、少ない費用でも結構うまくまとめて、ちゃんとしたブースを作っていました。MICAMはいつもと同様、各ブランドでブースを作り込んでいましたが、MIPELの方は、各ブランドのブースの作り込みはなく、展示会が用意した共通のブースに各ブランドがコレクションを並べていました。

LEGOで作られた靴 長さ2mくらいあります @MICAM

よく思うのですが、イタリア人、色々な問題があるときでもかならず最後にはある程度の形まで持っていくことができます。最後の最後まで諦めないところがあるんですね。

私も昨年、あるイタリアの2つの展示会のプレゼンテーションを、日本の展示会内でオーガナイズをしたのですが、最後の最後まで様々なことが決まらず、9ヶ月前から準備をしていたにもかかわらず、展示会1ヶ月前に急遽大きな変更が出て、大急ぎで全てのオーガナイズをやり直したのを覚えています。そのときもどうなることやらと思っていたのですが、最終的にはプレゼンテーションのデコレーションは思っていたよりももっと雰囲気の良いものができました。さずがイタリア人と思ったものの、振り回されてかなり疲れました…

展示会入場者

展示会入り口では体温を測られます。

それで、気になる入場者ですが、出展者も予想はしていたと思いますが、かなり少なかったです。一般的にこの手の大きな展示会では色々な国からバイヤーがやってきますが、今回はほとんどイタリア人、その他はちらほらヨーロッパ人、日本の大手の百貨店や、セレクトショップ、商社などは日本人スタッフがイタリアにもいますが、彼らも展示会には来ていたとは思いますが、あまり見かけませんでした。

ただ、おどろいたのは、ヨーロッパにヨーロッパ外から仕事を目的として来る場合、120時間ルールというのがあって、まず自分の国でコロナの検査をし、陰性であれば最大120時間ならヨーロッパ に居れるというものなのですが、日本人でそうやって今回の展示買い付けに来ているバイヤーさんがいました。

半年前

この展示会が終わる頃、22日にミラノファッションウィークが始まりました。ちょうど半年前、ファッションウィークのときにイタリアでコロナの感染者の広がりが著しく、後半のファッションウィークは中止に、それからあれよあれよといううちにイタリアはロックダウンに入りました。特にミラノ近郊の感染者が多かったです。

展示会が途中で終わった日、買い物にスーパーに行ったら肉がありませんでした

その時のことは本当によく覚えていて、お手伝いをしている、ハンガリーのブダペスト・セントラルヨーロッピアン・ファッションウィークでは、5、6人のデザイナーをミラノのファッション協会が主催している展示会に出展させていて、展示会の最終日の1日前にある用事で会場に行ってみたら、デザイナーが全ていなくなっていて、コレクションも置いてなかったので、事情を聞いてみると、ミラノの感染者が急増しているので、展示会も中断し、ハンガリー人たちはこのままミラノにいるとハンガリーに帰れなく可能性があるので、帰国する日を急遽1日早めもう空港に向かっている、ということでした。昨日この展示会で半年ぶりにまた同じメンバーに会うと、何となく半年前途中で終わってしまった展示会の事をはっきりと思い出します。こんな事で展示会が中止になるとは… イタリアが先進国では一番早く感染者が急増していったので、その時は本当にこれまで経験をしたこともない様な不思議な時間でした。半年前、日本人がイタリアでマスクをしていたらイタリア人は不思議そうに見ていましたが、半年後の今、いやその1ヶ月後にはもうイタリア人もみんなマスクをしていました。ほんと一瞬の間に色々なことが変わりました。

その後にあったパリのファッションウィーク、イタリアではそんな状況になっていて、多くのミラノのファッションウィークに参加していた人はパリに移動するので、パリも何らかの処置があると思っていたのですが、そのままパリのファッションウィークは開催されました。しかし、やはりパリでも感染の危険性が増えたため、日本から買い付けに行っていたバイヤーは途中でバイイングを取り止め、帰国した人もいました。

ミラノファッションウィークの後

ミラノのファッションウィークも来週初めに終わり、続いてパリのファッションウィークに入りますが、フランスはイギリスと同様かなり感染者が増えていて、1日13,000人ほどの新規感染者が出ています。3日ほど前にはパリから来た飛行機で入国した場合、コロナの検査が必要になりました。かなりの感染者が出ているので、この規制はもっと厳しくなるかもしれません。

多くの海外のバイヤーは、ミラノのファッションウィークに来なくても、たくさんのブランドの集まるパリのファッションウィークに行くことが多いです。イタリアにはかなりたくさんファッションブランドがあって、その多くはバイヤーが多く集まるパリでもコレクションを発表します。パリでの販売の方がイタリアでの販売よりも重要なイタリアのブランドやショールームが多いですが、今回はパリを見合わせるところがほとんどのようです。今の様子だと、パリのファッションウィークはミラノのそれよりも色々な規制が入りそうです…ヨーロッパのブランドは海外の客も多いので、メールでのやり取りでオーダをとあったり、オンラインで洋服を見せたり様々な対応をしていますが、やはり洋服や、小物など写真やvideoで見るのと実際に見るのとではかなり違います。また有名ブランドであれば、ブランドのこともよく知っているので、オンラインでも購入するバイヤーが多いですが、新しくできたブランドなどは流石に実際の商品を見せないとなかなか販売に結びつかないと思います。本当に早く終息してもらいたいものです。

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