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もっと上がれ日本のプレゼンテーション力

  • 2025-04-12
  • 2025-04-12
  • Fashion
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ヨーロッパと日本のブランドの販売をしているが、目立って日本人の残念なことがある。

販売の仕事をしていると、プレゼンテーションを聞く機会がとても多いのだが、日本と海外のデザイナーのプレゼンテーションの違いにいつも気づかされる。

海外では、小さな時から年上だろうが、目上の人だろが自分の意見を言いやすい環境に恵まれているからなのか、自分の商品説明を誰に対しても自信を持ってしているように思う。普段からよく話す、と言うか、話すことは海外ではとても重要なことなので、自然とこういった能力が高まっているのかも知れない。また、子供の話に対しても、大人もよく耳を傾けている。

展示会などで、若いイタリア人スタッフに販売をお願いすることがあるのだが、初日でまだ商品説明が終わっていない時にブースに来場者があっても、どうやってなのかずっと来場者に商品説明をしている。毎回とても不思議なのだが、どうやってまだよく知らない商品のことが話せるのだろう… きっと、これから販売しないといけない商品の魅力を見つけだし、それを説明しているのにちがいない。この才能は本当に素晴らしいと思う。

以前、ある日本の大手企業のデザイナーが、イタリアにあるその会社の店舗で、ジャーナリストとコミュニケーションを取ると言うイベントがあり、そのお手伝いをしたのだが、デザイナーは聞かれたことに対してはきちんと説明はできるのだが、自分から率先して商品の魅力について話す、と言うことはなかった。プレゼンテーションが得意な国イタリアでのことなので、説明を聞いていたジャーナリストはデザイナーの方から色々な説明がはじまるものだと思っていたに違いないし、きっと何か物足りなさを感じていただろう。デザイナーの数も多い大きな企業なので、直接デザイナーが会社外の人にプレゼンテーションをする機会があまりないのかもしれない…

その前にも、日本のブランドをイタリアで販売することがあり、ミラノのあるショールームでの販売が決まって、販売前のブリーフィンが始まった。そのブランド代表の方は、かなりキャリアも長い方だったが、全くブランドのプレゼンテーションができず、正直びっくりした…

一方、以前販売を担当していたイタリア人のデザイナー、彼はとてもシャイな性格で、普段はあまり喋らないが、コレクション販売前のプレゼンテーションではいつも堂々と商品の説明をしていた。

プレゼンテーションの良し悪しでもブランドの価値を大きく左右させると思うので、プレゼンテーションはしっかり練習するようにした方が良いと思う。三日後、私はウィーンに営業に行くのだが、今その用意をしていて、今回のこのプレゼンテーションについてのことを思い出していた。

ウィーンではしっかりブランドの魅力を伝えていこうと思っている。ブランドの説明を自信持ってできないと、相手も良い商品だと思ってくれないだろう…

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