Buongiorno ! 平成元年からイタリアのミラノに住んでいるtakaoです。イタリア情報をブログで発信しています。
国が違うと、色々な文化やしきたりの違いがあるものです。一般的なイタリア人と日本人のイメージの違いは、日本人は電車の中など、公共の場所では大人しく、決まりを良く守り、イタリア人は賑やかで、決まりを守るよりも自分の決断で動く、というのが日本人から見てもイタリア人から見ても、自身についても相手についてもお互いにそう思っているのではないかと思います。
実際、私は日本からイタリアに帰って来る時には大体アリタリアで帰るので、イタリアへの帰国の際飛行機に入ると、賑やかなイタリア人も多く、「あー、また賑やかなイタリア人と一緒か… これからイタリアに帰るんだ… 」と静かだった日本の乗り物の中を名残惜しく思うのです。
以前はイタリアで外食する時、イタリア人を含めた私にとって外国人との食事か、日本人との食事でも少人数での外食が多かったのですが、ここ何年か、日本人と仕事をする機会が増え、結構な大人数の日本人と一緒に食事会をする機会も増えてきました。
レストランにもよりますが、一般的にイタリアにあるイタリアンレストランでは、お客さんは割とみんな和気藹々とやっていて、決して改まった感じではありません。結構賑やかにやっていてもそれほど周りに失礼な感じではありません。
が、10人程度の日本人グループとレストランに行った時、食事中に「シーッ」と周りのお客さんから言われたことがあり、そんなことはイタリアで初めてだったので、正直「えっ、イタリアで?」イタリア人には珍しくちょっとしたことでも気になる人がいるんだ? 程度に思っていました。
それから1年ほど経って、 今度は日本人15人くらい、それも結構若い元気な男性がたくさんいた食事会でのこと、また私の真後ろの席から「シーッ」と言われたので、謝ろうと後ろを振り返ると、以前私がセールスをしていた帽子のデザイナーの子と、彼女のお父さんでした。そのお父さんも一度食事を一緒にしたことがあったので、面識がありました。はずかしかった… 笑。
とりあえず、「どうもすみません」と謝り、うちのグループのメンバーにもう少し静かにするように、と言ってその場はそれで終わりました。
いつもみんな和気藹々とやっているイタリアのレストランなので、この2回の経験の後から、食事中に大きな声を出すことについて少し気になるようになって、テーブルについてもちょっと第三者的な感じで、自分たちのテーブルがどうなのか様子を見てみると、初めのうちはみんな割とおとなしくしているのですが。お酒が入りだすと、確かにみんな大声になってきます。声のトーンもかなり上がってくるので、これだと他の席の人からはうるさく思われてもしょうがない、と思いました。
で、日本人は静かにしないといけないところではとても静かに行儀良くしていますが、ハメを外す時、特にアルコールが入るとうるさくなってくるんだな?と思い、やっぱり文化の違いを感じました。
以前、イタリア人の結構賑やかな友達が日本に遊びにきたときに、電車でそれも大声で携帯で話をしていたので、「日本では海外と違って電車の中で携帯で話をするのは禁止されている」と言ったら、道理でお前に会う前に電車に中で携帯で話をしていたらみんな俺の方を見ていた」って言っていました。どうせ彼のことなので、何も知らず平気な顔をして大声で喋っていたのだと思います。笑
でもケジメがあるっていいですね、ただ、レストランでは大声で怒鳴るところまで行くのは海外ではやめましょう。笑
Ciao !