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サルデーニャ島の伝統料理

ブログ Sardiniatabi – Carla & Giorgia

今日はサルデーニャ島の郷土料理について紹介します。

サルデーニャ島の伝統とユニークさは、おいしい食事となって表現されます。純粋な味と香りを持つシンプルな料理、肉、チーズ、ホームメイドパスタからワインまで、すべての食材の真の美味しさを味わうことができます。これらすべてがサルデーニャ料理の特徴です。

PORCEDDU (MAIALETTO): 子豚の丸焼き

子豚は直接火で炙られる

直火でじっくり焼くだけのシンプルな料理なので、素材のよさがとても大事です。この料理を作るのは男の人の仕事です。たいていお祭りやお祝いの日に野外で火をたいて、仔豚を串刺しにして 豪快に焼きます。おいしくできた丸焼きは、まわりの皮がパリパリで、中はとても柔らかくてジューシーです。できあがったら*ミルトの葉っぱの上にのせて、香りをつけます。

FORMAGGIO: サルデーニャのチーズ

ペコリーノチーズ

サルデーニャは古代から牧畜がさかんだったので、チーズの生産も紀元前から行われていました。今も羊とヤギの数はイタリアの中でもとびぬけて多いです。羊のミルクから作られるペコリーノと、ヤギのミルクで作られるカプリーノなど、たくさんの種類があります。**DOP(Denominazione di Origine Protetta)のチーズは3つあってペコリーノ・サルド、ペコリーノ・ロマーノ、フィオーレ・サルドです。

PANE CARASAU: カラザウ

カラザウにはオリーブオイルをかけて

パン生地を薄くのばして、高温の窯(かま)で一気に焼き上げると大きくふくらみます。それを熱いうちに横半分に切って、もう一度窯に戻して軽く焼くと、カリカリのカラザウパンができます。カリカリとした食感と長い間保存できるのが特徴で、昔から羊飼いたちが放牧のために何か月も家をあける時に持っていく食料のひとつとして作られていました。

CULURGIONES: クルルジョネス

クルルジョネス

ジャガイモのペストとチーズをフェシュパスタできれいに包んだラビオリです。

FREGOLA: フレーゴラ

フレーゴラ

硬質小麦から作られる丸くてちいさなボール型のパスタ。

SEADA: セアダ

セアダ

フレッシュパスタで作った丸いラビオリです。その中にフレッシュペコリノチーズが入っています。そのラビオリを揚げ、熱い蜂蜜をかけて食べます。

VINO: ワイン

サルデーニャワイン、カンノナウ

サルデーニャでは紀元前からブドウの栽培が行われ、かつてサルデーニャに上陸したフェニキア人、アラゴン王国、スペイン人などがもたらした技術やブドウ品種のおかげで赤白、ともに高品質のワインを作り出すことができるようになりました。

BOTTARGA: ボッタルガ(カラスミ

ボッタルガ、日本でいうカラスミ、サルデーニャでも作られている

日本でも高級食材として知られる魚の卵巣から作られる珍味。サルデーニャ中央部カブラスCabrasの町はカラスミ作りで有名で、ボラの他にマグロのカラスミも作られています。

*ミルトはハーブの一種で、ブルーベリーに似た紫色の実、ミルトという名前のリキュールにも使用される。

**DOP(Denominazione di Origine Protetta)、イタリアの原産地名称保護制度、あるいは保護指定原産地表示

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