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私たちの地元カリアリについて!

ブログ Sardiniatabi – Carla & Giorgia

サルデーニャで観光ガイドをしているカルラとジョルジャです。日本人の観光客の皆さんに、日本語でサルディーニャを案内しています。今回は私たちの地元カリアリについて紹介します!

マモイアーダMAMOIADA

マモイアーダ村はバルバジア地方の中央部に位置しています。ワインが有名な場所です。カーニバルが有名でそれ目当てに観光客が訪れます。このカーニバルでは、マムトーネスが魅惑的な踊りを見せながら通りを行進し、その後に神秘的な姿のイッソアドレースが続いて行進して行きます。

タロス遺跡(THARROS)

サルデーニャ島への旅で決して見逃せないスポットと言えば、タロス遺跡です。この遺跡はフェニキア人が築いた村の跡になります。フェニキア人の後、紀元前8世紀にカルタゴ人によって、地中海を守るための海の要塞となりました。

紀元前238年、この場所はローマの支配化に置かれ、紀元前二世紀から三世紀の間は、ローマにとって重要な植民地となりました。デメトラ・コア神殿、子どもたちを捧げたカルタゴ神殿、カルタゴ人の壁画、ローマ時代の温泉跡、そしてこの遺跡のシンボルとなっている神殿の柱などの存在は、タロス遺跡がいかに歴史的に重要な場所であるかということを再認識させます。

スペイン人が建てたサン・ジョバンニの塔も有名です。この塔からは、素晴らしいサン・ジョバンニのビーチを眺めることができます。

カラスミ(Bottarga)

タロス遺跡が位置するシニス半島は、カラスミ(ボラの卵を乾燥させたもの)の生産で有名なカブラスの町と共に、壮大なパノラマ景色を眺めることができます。

カリアリ(CAGLIARI)

最後は私たちの地元のカリアリです!

Santa Maria大聖堂

カリアリはサルデーニャ島の州都で、サルデーニャのなかで最も大きく現代的な街です。

カリアリの街は美しいパノラマが広がる天使の湾の中央部に位置し、古い時代と現代両方の要素を持った場所です。サンタマリア大聖堂(中世の街、カステロ地区)、San Michele(聖ミケーレ教会)、Monte Urpinu(モンテ・ウルピヌ公園)、Bonaria(ボナーリア教会)、フェニキア墳墓があるTuvixeddu地区、そしてTuvumannu地区、Sant’ Elia(サッカーチーム、カリアリ・カルチョのホームスタジアムがあるサンテーリア)、Sant’ Ignazio(聖イグナチオ教会)、Monte Claroの丘、などの9つの場所が特に有名です。

カリアリで最も印象的な場所といえば、カステロ地区を始め、Stampace(スタンパチェ)地区 , Marina(マリーナ)地区、Villanova地区などの旧市街です。これらの地域では、様々な時代の足跡を見つけることができます。

カリアリは軍事的に重要な位置にあったため、フェニキア人、ローマ人、ピサ人、スペイン人、ピエモンテ州のサボイア家など、長い時代に渡り様々な人種によって征服されました。街の中の狭くて細い小道を歩いていると、様々な種類の美しい建物に遭遇します。Sant’ Eulalia教会とそこに存在するローマ人の遺跡、壮大なバロック様式で建てられたSan Michele、これまでに何度か様々な様式で再建されたことで有名なSanta Maria大聖堂などです。

カリアリでは、かつてスペイン人によって造られた城壁もとても有名です。とても高くインパクトのあるこの城壁は、かつて外敵から守るために使われたもので、今では市民のシンボル的存在になっています。現在、この城壁は多様な使われ方をしています。人々が湾に広がる美しい都市の風景を楽しむことができる場所として、そして朝にはコーヒーを、夜にはカクテルを楽しむことができる場所としてなど、大切な憩いの場所としての役割を果たしています。サンパンクラツィオの塔と共に、カリアリの優れた建築物のひとつである「象の塔」(かつて城壁の要塞の一部として築かれた)を、この場所から眺めることができます。

最も古い遺跡といえば、Tuvixedduトゥビクセッドゥ地区にあるカルタゴ人共同墓地、ローマ人の円形競技場、ローマ人のバイパーの墓所、ビザンチン建築のサン・サトゥルニーノ聖堂などがあります。カリアリ王国時代の古い遺跡について言えば、近年、これらの遺跡の上には現代の商業施設が建設され、残念ながらかつての姿を証明する写真はほとんど存在していません。

自然主義の視点からみると、Molentargius(モレンタルジュス)沼は非常に重要な場所です。魅惑的なフラミンゴが有名で、ピンクと白が混ざったものや、黒と赤い色を羽に持ったものなど、その他にもたくさんの種類の水鳥が生息しています。この鳥たちは温暖化に伴ないこの界隈が気候的に住みやすくなったため、1993年以降この土地に棲みつき始めました。この現象はヨーロッパではとても珍しい出来事で、大変注目を集めています。

モレンタルジュス沼と海に挟まれたところに、広大、そして自然のありのままの姿を眺めることができるPoettoビーチがあります。有名な「悪魔の鞍」という丘がこの近くにあります。

古い言い伝えによると、ルキフェルと子分の悪魔たちは、カリアリ湾の美しさに魅せられ征服しようと企みました。これを阻止しようとした神様は、天使たちにルキフェル達と戦うように命じました。悪魔と天使の戦いの最中、ルキフェルは大天使ミカエルに倒され、下方の丘めがけて鞍ごと馬から落ちてゆきました。この時に丘にできた鞍の跡が、現在の形になっており、これが理由でこの丘は「悪魔の鞍」と呼ばれています。

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