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日本とイタリアどっちが物価が安い? その2

Buongiorno ! 平成元年からイタリアのミラノに住んでいるtakaoです。イタリア情報をブログで発信しています。

ミラノは今日からオレンジゾーンになり、やっと外出することができます。ただ、いつも外に出れないレッドゾーンの時にはずっと天気がよく、外に出れるようになると雨が降ります…  ちなみに今日も雨です。

先日のブログ「日本とイタリアどっちが物価が安い?」からの続きです。

前回のブログでは、イタリアでは夕食に行くと食事代は結構高いけれど、長くレストランにいても問題がないので、食事が終わって他に行くことはほとんどないけど、日本の場合、食事代はイタリアより安く済んだとしても、その後場所を変えて1、2軒行くので最終的に一晩かかるお金は日本の方が高くつく、と書きました。

他の出費になります。

車での移動その他

まず車を持つのにイタリアでは車庫証明はいらないので、車庫を確保する必要がありません。

保険、イタリアの警察は、日本のように交通ルールに関して厳しくないため、イタリア人の運転は乱暴で、その分事故も多いです。日本の場合、事故を起こされた人も車の修理代の一部を自己負担しないといけないようですが、イタリアでは事故を起こされた方は修理費を一切出す必要がありません。また、車の盗難もかなり多いので、保険はイタリアの方が高いと思います。

ガソリン代はイタリアの方が高いです。ちなみに今イタリアでは1Lで200円ほどです。

高速料金は日本の方が高いです。南イタリアでは高速代を取られないところもあります。

自動車学校は、イタリアでは安くて13、4万円で取れるようです。私がイタリアに来た頃は確か4万円くらいだったと思います。

学校

日本人で日本語の補習を受けるのに日本人学校に行っている子供もいるようですが、一般的にイタリアの子供はにいきません。

かなり値段の高いファッションの専門学校もありますが、一般的に公立大学は日本の方が高いです。イタリアでは所得によって1から5までのカテゴリーに分かれていて、一番所得の少ない1(年間所得78万円未満)で年間の学費は€477,88(62,239円)、2(130万円未満)€525,33(68,418円)、3(260万円未満)€768,52(100,000円)、4(390万円未満)€1.197,69 (156,000円)そして5(390万円以上)€2.265,32(295,000円 )だそうです。だいぶイタリアの方が安いですね。

冠婚葬祭

イタリアの葬式のコストは、€1600(208,000円) から€3100(404,000円)ほどだそうです。結婚式はかなり色々な規模があるので、市役所で安く結婚することから、たくさんの人を集めて豪華な食事を振る舞う人もあるので、一概に言えません。

ただ、日本のように結婚式に呼ばれてお祝いにたくさんのお金を出す、ということはありません。みんな一般的にはプレゼントをします。日本では知り合いの結婚式が同じ時期に重なると、かなりの出費になると聞いたことがあります。

旅行

イタリアのヴァカンスは長いです。それでイタリア人の場合は旅行は安く済ませて長く滞在することが多いです。日本は日程が取れず短い分贅沢なヴァカンスを過ごしたい人が多いと思います。ちなみにイタリア人が日本に旅行する場合、1週間だとせっかくはるか日本にまで行くのにもったいないから最低2週間はいないと、ということをよく聞きます。

電話料金、日本も最近は格安の携帯プランがあるようですが、イタリアは以前から値段は結構安く出ていました。ちょうど先週それまでの契約が切れたので、更新したのですが、4Gでネット使い放題、電話し放題、SMS500回までで月1500円ほどでした。

光熱費

イタリアではほとんどの電気を海外から買っているようで、その分電気代は高いです。私は一人で月電気代42,00円、ガスだい2,350円ほど支払っています。水道料金は賃貸の場合は支払いません。最近は電気もガスもメーターが電気会社、ガス会社の方でわかるようになっていますが、以前はメーターを長い間見に来ず、見込みで大体これくらいだろう、と料金が送られてきていて、時々料金の調整にきていました。

一度それまで送られていた金額が低かったらしく、一回の支払いで26万円くらい請求された時にはびっくりしました。分割で払えるようにしてはもらいましたが…

なんでそうなったかというと、お湯はガス湯沸かし器か、電気で一度タンクにためて使えるかのどちらかなのですが、こちらの水は石灰が多いので、お湯にするとすごく石灰が溜まります。それが原因で、アイロンがすぐ壊れたり、こちらの洗濯機はお湯も使えるので、石灰が溜まり故障の原因になります。それを防ぐために特別な錠剤のようなものを洗濯機に入れて一緒に洗ったりします。この風呂の場合もかなりの石灰が溜まっていたようで、石灰が邪魔をして温度をなかなか上げることができなかったようで、かなりの負荷がかかり電気代が高くなったようです。

ということで、一つ一つの値段を見るとイタリアの方が高くつくものもたくさんありますが、日本ではイタリアでほとんど出ていかないようなところで、かなり高額の出費がある場合が結構あります。実際イタリアで生活してみるとあまりお金は出てゆきません。最終的にはイタリアの方が日本よりも安く生活ができます。

Ciao !

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