Buongiorno ! takaoです。
今年のミラノはそれほど暑くならず、過ごしやすい日が続いていましたが、ここ何日か雨も降らず暑い日が続いています。明日土曜日はもっと暑くなるそうです。と言ってもまだ今年は40度を超えたことはありませんが…
前回のブログミラノの公害問題からの続きです。
ミラノの抱えている大きな問題の1つ”公害問題”を少しでも妨げるために、最近では、ミラノ住民になるべく自転車で移動させようと、行政は自転車専用レーンを作ったり、レンタルサイクルに力を入れたりしています。

ミラノのレンタルサイクルBIKEMIについてはまたの機会に紹介したいと思います。
私は10年前から友達の勧めもあって自転車に乗る様になりました。あまり人の多いところが好きでないのと、トラムの停留所は近いのですが、地下鉄までは歩くと少し距離があるのとで、慣れてしまうと自転車は欠かせません。
10年前まで自転車に乗らなかった理由は、まず第一に危ない、ということ。日本では高校の時に自転車で通学していましたが、わりと歩道を通っても問題ないですが、イタリアは車道を通らないといけません。ただ、道を走るとなるとミラノでは色々問題が多いです。その問題点、いくつか挙げてみることにしましょう。
トラムの線路にタイヤを取られる

ミラノの交通手段の1つにトラム(路面電車)があります。トラムの線路はかなり広がっています。トラムの線路の問題は、自転車に乗り始めてすぐに気が付きました。今はだいぶ慣れてきましたが、初めのうちは線路の中に自転車のタイヤが挟まったり、線路を横切るときの角度が甘く線路にタイヤをよく取られていました。また秋や冬に枯れ葉が線路の上にあったり、線路が凍っていたりすると、その上を字転写で走ると、すぐに滑ってしまいます。一度、たくさんワインボトルを運んでいる時に線路にはまってこけてしまい、ほとんどのワインボトルが壊れてしまいました。すぐ後ろにトラムが来ていたので、本当に危なかったです。さすがに最近はもよく注意していて、線路を横切るときはなるべく深い角度をつける様にしているので、線路でタイヤを取られることはだいぶ少なくなくなりましたが、それでも急に車が来たりして避けようとしたところに線路があったりすることもあり、線路がある限りこの問題は0にはなりません。
乗り心地の悪い石畳の上

石畳は写真やヴィデオで見るととても雰囲気があってヨーロッパらしいのですが、いざその石畳の上を自転車で走るとなると、かなりお尻が痛くなります。また自転車のタイヤにもよくないです。石畳の上を走るとタイヤの空気もすぐに抜けてしまいます。また、石畳というだけあって、石が道に敷いてあるので、アスファルトよりも滑りやすいです。なので、少し遠くなってもなるべく石畳のある道には行かない様にしています。雰囲気はあるんですけどね。
一方通行が多い
イタリアの多くの道は細く、かなり一方通行が多いです。日本だとそれほど一方通行も多くないので、最短距離の道を選んでいけば良いし、一方通行を自転車で走ってもそれほど大きな問題にならない様に思いますが、イタリアの一通の道はかなり細く、向こうから来る車とすれ違いしにくいところも多く、自転車でも一通を逆に走れません。
車が危ない
私は車も運転するため、車の運転手の真理もわかるので、まだ自転車しか乗らない人よりも道路での暗黙のルールーの様なものも分かりますが、それでもイタリア人の運転は荒いので、かなり注意しないと危険です。知り合いの何人かも自転車で事故を起こしました。ミラノはそれでもまだ他のイタリアの都市よりも危険度は少ないと思いますが、街によってはバスでも幅寄せをしてくるところもあります。

ミラノはそれほど大きな街ではないので、自転車だと大体30分もあれば大体思ったところに行くことができます。雨さえ降らず、冬の寒ささえ少し我慢すれば、お金もかからず、駐車場も探さなくねも良いので、とても便利な交通手段です。少しずつですが、自転車専用レーンもでき、危険度もふべんさも減ってきました。交通事故にさえしっかり気をつけていれば健康的(道を走るので、公害の問題がありますが 笑)にも時間的にもそして経済的にも良い手段だと思います。
Ciao !