G-BFD514V98E

日本では見かけないイタリア野菜3選!

  • 2021-03-19
  • 2021-03-19
  • Food
  • 429View
  • 0件

Buongiorno ! 平成元年からイタリアのミラノに住んでいるtakaoです。イタリア情報をブログで発信しています。

イタリアの野菜は日本の野菜に比べるとずいぶん形が悪いですが、どれもとても美味しく、なんと言っても安いです。外で開かれるマーケットでは、一般的にキロ単位で売っているので、結構な量を買うことになり、日本の野菜のように長持ちしないこちらの野菜は、早く食べるようにしておかないといけません。

そして、イタリアのマーケットやスーパー、八百屋さんに行くと、日本の野菜に比べてずいぶん野菜が大きいのに驚きます。そして、日本で見ない野菜もいくつかあります。今日は日本ではあまり見かけない野菜3種類をイタリアではどうやって食べるのか紹介したいと思います。

カルチョーフィ(Carciofi = アンティチョーク)

ちょっと苦味があって、日本には似たような野菜はないと思います。強いて言えば筍が一番近いかな? リゾットやパスタにも使え、生でパルミジャンチーズをスライスしたものとサラダにして食べることもあります。

ただ、食べれる部分は結構限られていて、処理するのが少しめんどくさいのが残念です。

このカルチョーフィは大きく分けて2つの種類があり、一つはカルチーフィ・ロマネスキ(Carciofi romaneschi)、もう一つはカルチーフィ・サルディ(Carciofi sardi)と言います。

カルチーフィ・ロマネスキ
カルチーフィ・サルディ
PASTA CON CARCIOFI E PANCETTA(カルチョーフィとベーコンのパスタ)

材料

  • パスタ 320g
  • カルチョーフィ 400g
  • ベーコン 150g
  • 白ワイン 1/2
  • 玉ねぎ 1/2
  • こしょう
  • オリーブオイル
  • パルミジャンチーズ
  • レモン汁 1/2

調理方法

カルチョーフィの先の部分2-3 cmを切り落とし、周りの硬い皮を取り外す。茎の部分は5cm程度残し皮を剥き、カルチョーフィの頭の下に当たる部分も取り除き、半分に切って中心にある産毛のような部分も取り除く。それをレモン汁1/2を入れた水につけておく。

この時点でパスタのお湯を温め始める。

プライパンにオリーブオイルを入れ、粗くみじん切りにした玉ねぎを炒める。

数分してベーコンを加え、焦げ目がつくまで炒める。

カルチョーフィをくし切りにし、フライパンに加える。

塩とこしょうを入れ、蓋をして7、8分炒める。

パスタ(ペンネ、フジッリ)を茹で始める

プライパンのカルチョーフィにワインを入れる。

アルコールが飛んだらパスタを入れる。この時水分が少ないようだと、あらかじめとっておいたパスタを茹でた時に使ったお湯を足す。

パルミジャンチーズを入れる。

フィノッキオ(Finocchio = フェンネル)

日本で近い野菜と言えばセロリになるかもしれませんが、そんなに癖はありません。どちらかと言えばスッキリした味です。

サラダなどによく入っていますが、火を通して食べることもできます。

FINOCCHI GRATINATIN

材料

  • フィノッキオ  3つ
  • バター 50g  + 50g
  • 牛乳 300g
  • こしょう
  • パルミジャンチーズ 大さじ4杯

調理方法

フィノッキオの鞘の部分と外の硬い部分、そして先の部分を取り除き、玉ねぎのようにくし切りにする。

30gの バターをフライパンに入れ、温めバターが溶けてきたらフィノッキオを表面に入れ、両面1分から2分ずつ焼く

全部焼けたらフライパンに全て戻し、沸騰した牛乳300gを入れる。

塩、こしょうを入れる。

弱火にして10分焼く。

牛乳が蒸発したらフィノッキオを取り出し、オーブン用で焼く容器に移し替え、その上に大さじ4のパルミジャンチーズをかける。

バターを上から乗せ、200度で15分温める。(上の部分がこんがり焼けるまで)

ラディッキオ(radicchio = チコリの一種)

ラディッキオは少し苦味のあるチコリのような野菜で、火を通しても歯応えがしっかりしているところが、日本の野菜にはないように思います。そのままグリルをしてオリーブオイルを上からかけて食べたり、ラディッキオとスペックのリゾットが有名で、私も大好きです。スペック(SPECK)はイタリアの北東部トレンティーノ・アルト・アディジェのスモーク生ハムです。

Risotto cremoso al radicchio e vino rosso

材料 二人分

  • イタリア米(Carnaroli) 300g (ヴィデオでは200gと言っていますが)
  • ラディッキオ 350g
  • 玉ねぎ 小一つ
  • コンソメスープ 600ml
  • 赤ワイン (メルロ) 1カップ
  • バター 20g
  • パルミジャンチーズ 30g

調理方法

たまねぎをみじん切りにする。

ラディッキオを小さめにきる。

オリーブオイルを入れる。

玉ねぎを炒め、透明になったらラディッキョを入れ、塩を入れる。

お湯を沸かしてコンソメを入れ、コンソメスープを作る。

少しだけ炒めた玉ねぎとラディッキオにスプープを足し炒める。

10分から15分経ったら米を入れる。

ワインを入れる。

ワインが乾いてきたら スープを入れる。

スープはたくさん入れず、少しずつかき回しながら足して行き、スープが乾いてきたところにまた少しスープを足すことを15分から16分程度繰り返す。

米の硬さが自分の好きなところの少し手前で止める。

バターを入れる。

チーズを入れる。

蓋を閉めて少し置いておく。

どうでしたでしょうか?

この3種類の野菜、私はどれも好きですが、慣れていないと少し難しい人もいるかもしれません。それでも何度か食べていると慣れてきて、いずれは美味しいと思うようになると思います。

これらの野菜を見かけることがあったら、ぜひ試してみてください。

Ciao !

最新情報をチェックしよう!