ブログ Laura
Cari amici,
以前一度紹介しましたが、私はリグーリア州の出身です。リグーリアはとても小さな州で、ポルトフィーノとチンクエテッレで有名な州ですが、それだけではありません。リグーリアには320 kmも続くビーチがあり、その中の多くのビーチは毎年 “ブルーフラッグ”(Bandiera Blu)という最も綺麗な海、観光客へのおもてなしの品質を褒賞する国際的な賞を受賞しています。

ロックダウンが終了する前、2020年の夏に安全にビーチを楽しんでもらうため、多くのシュミレーションがなされました。
初めは、ビーチに配置されたパラソルと2つのデッキチェアの周りにプレクシグラスのボックスを設置することが考えられましたが、コストが高くなり、プレクシグラスに妨害され風が通らなくなり、ボックス内がかなり熱くなってしまうという事が検証され無効になりました。
その後、ビーチをエリアに分け、家族やグループ、カップル、または一人であるかに応じて、さまざまなサイズに分割することが決定されました。
ビーチへの入り口とビーチからの出口は、特別なコースが設けられ、人が密集しないように出入りできるように計画されました。
有料のパラソルやデッキチェアはシートごとに他との距離をおくためにそれぞれのシートで10 m2をたもつ必要があります。
マスクはシート内と海に入る時だけ外せることになっています。
シートを確保したい人はアプリを使って、ビーチにある利用可能な場所を見つける事ができ、各ビーチの入り口では、ソーシャルディスタンスが守られるかどうかが確認されマス。また体温が37.5度を超える人は入場を禁止するチェックが行われます。

これらのすべてのチェックを回避するために、私は大きなサーフボードの形をしたサップを購入しました。
これは人の多いビーチやすべてのルールから解放され、同時にスポーツをすることもできる最適な方法です。
最初はバランスを取るのが難しく、それほど楽しくはありませんでしたが、うまくのれるようになると本当に刺激的で健康的な乗り物です! 少し疲れてきたら、テーブルに横になって日光浴をすることもできます。

残念ながら、コロナによってイタリアに来る外国人観光客は54%減少しました。
多くのイタリア人自体も、このパンデミックによって引き起こされた経済の不確実性のため、もしくはロックダウン中取った休みを、ヴァカンスに使う休暇日から当てないといけなかったために休日を取ることができません。
幸い、リグーリアはミラノに非常に近く、多くのリモートワークをしていた労働者は街を避け、海に移動してきた事で、外国人観光客の減少分は、イタリア人で埋める事ができました。
しかし、リグーリアは別の問題に直面しました。すべての高速道路が改修中で、かなり長い渋滞が続き、移動時間がとても長くなっているのです。これはリグーリアの海に来る人を少なくする原因になります。
という事で、ビーチは予想されるほど混雑しておらず、ビーチに行く事と、そこに滞在することについてのルールはそれほど厳しいものではなくなりました。

問題は色々あるものの、プラス面もあります。とても楽しいスポーツを発見できたし、来年皆さんがリグーリアに遊びに来る時には、*高速道路、トンネル、橋などはすべて新しくなっている、という事です!
(*2018年8月にジェノバにある高速道路の橋が崩れたため)