G-BFD514V98E

円高でのヨーロッパブランド、日本ブランドの販売は?

  • 2023-10-10
  • 2023-10-10
  • Fashion
  • 514View
  • 0件

ユーロがヨーロッパで使われるようになったのは2002年の1月1日、それからもう20年以上も経ってしっまった。

イタリアに住み日本にも時々帰り、ヨーロッパのブランドを日本に販売したり、日本のブランドをヨーロッパで販売したりしていると、大体のユーロと円の為替の平均レートというのが掴めてくる。私はユーロと円の為替の平均は€1= ¥125くらいだと思っている。

その中でもちょうど販売の仕事を専門にし始めた2007年くらいはユーロが160円を超えてイタリアブランドが販売しづらかったり、日本のブランドを数ブランド集めPITTI UOMOで紹介し始めた2012年には1ユーロが100円を切って日本のブランドの価格がかなり高くなったこともある。大体何かし始めたときにこの為替レートというのは不親切になってくる…

そんな為替の変化はあるが、大体125円くらいが真ん中のように思う。

昨年ごろから円安が始まり、今では€1= ¥160くらいになっているので、その平均€1= ¥125から考えると25%以上は高くなっている。それでなくてもヨーロッパでは素材や、エネルギーの高騰などで工賃なども上がり、ヨーロッパブランドの価格も上がってきているので、日本への販売はなかなか大変になってきている。

実際、私が販売をしているイタリアのブランドで日本上代のシュミレーションをしてみるとかなり高い価格になってしまう。ブランドによってはその辺も考慮し、日本のマーケットに関しては特別プライスを設けているところも展示会を回っていると遭遇した。

逆に日本から海外に販売しているブランドで、次のSS2024の販売が価格も競争力があるのでかなり良かったところもあるとのこと。今日本ブランドは海外進出のチャンスかも。

来週の日曜日から日本のブランドの販売でイギリス、ドイツと1週間かけて回る予定だが、さてどうなることやら… 

ただ、2016年からお手伝いしている日本のブランドに関しては、日本製で結構値段が高くなるので、これまで企業努力をしてもらってあまり値段が高くならないように価格設定をしてもらっていたので、円安になってもユーロ出しでのFOBプライスは落とさず、そのままにしておいてもらっている。こう言ったときに少しでも正当な利益が取れるようにしてもらうべきっだと思っている。ヨーロッパはコロナ後価格がかなり上がってきているので、なんなら少しくらい値段を上げても良いと思っている…

Ciao!

最新情報をチェックしよう!