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これからのファッションの販売方法 2

  • 2023-10-03
  • 2023-10-05
  • Fashion
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Click → 前回のブログからの続き

まず前回のブログを読んでからこちらを読んで欲しい。

前回のブログで、今私はSNSでライブコマースなどをやっているインフルエンサーが気になっていて、数人フォローしていると書いた。

そんな気になるインフルエンサーの一人が私の実家のある広島市にもいて、ミラノのバッグの展示会MIPELのバイヤー招待枠を使ってこのインフルエンサーをMIPELに招待しようと思い、この春実家に帰った際に旦那さんと一緒にお会いした。

このインフルエンサーはインスタアカウント”sorm.86”の佐々木沙織さん。フォロワー3万3千人。

https://www.instagram.com/sorm.86/

ミラノに来てもらうことはすぐに承諾してもらった。 

彼女は元々ファッションの仕事をしていたのではないらしく、ファッションが好きでアメリカで古着を買い付け、オンラインで販売していたところからこの仕事が始まったとのこと。今ではインスタを通しての販売がかなり忙しくなり、地元の有名なセレクトショップで凄腕バイヤー兼トップセールススタッフだった旦那さんは、以前の仕事を辞めたという。

MIPELのことをざっと説明し、いくつか質問を受けた。その中で、展示会でのメーカーのミニマムオーダーは何個からか、という質問があった。2月のMIPELでは、招待バイヤーを日本のマーケットに合いそうなブランド数十社に案内したので、大体のミニマムオーダーは私も知っていて、1つのモデルで12個というメーカーが多かった。そう説明すると、驚いた顔をしていたので、やはり個人で運営しているブランドにはミニマムが高すぎるのかと思い、普段、1モデルでいくつオーダーしているのかと聞くと、洋服でなんと300着とのこと。インスタだけの販売で1モデル300枚もオーダーしているとは思いもよらなかった。それも受注オーダーではなく、販売前にすべてオーダーしてしまうのだそうだ。そのオーダーもインスタライブを開始して数分で全て売れてしまうらしい。大手セレクトショップでもそれほど購入するところは多くない。

デパートなどでのポップアップはしないのか、と聞くと。大手有名デパートからもよく声がかかるが、インスタを通して販売するものがすぐに売れるのに、デパートに数10%の売り上げをもっていかれるのがよく理解できない、とのことだった。

彼女と色々話してみると、ファッションの業界で働いた経験がないにも関わらず、動きもアクティブで、インスタで気に入った海外のブランドに直接コンタクトを取って、商品を入れることもよくあるとのこと。海外での買い付けをした経験を持つバイヤーが独立して海外のブランドの買い付けをするのはわかるが、そう言った経験もないのにインスタを通して知ったブランドを直接買い取るのはかなりの度胸がいると思う。不良品が出たり、納品が遅れたり日本のメーカーと取引をするのとはわけが違う。

海外との取引では、あるオーストラリアの子供服ブランドの商品が可愛かったので、そのメーカーに連絡し、別注で大人の女性サイズに服を作ってもらい販売したところ、とてもよく売れ、他の国からもそのオーストラリアの子供服ブランドに大人用の服を作るようにとオーダーがたくさん入り始めたそうだ。最終的にそのブランドは別注の大人の女性サイズの服作りで忙しくなりすぎて、大人用の服の生産をやめた、とか、彼女がインスタで見つけた海外のブランドと取引を開始し、かなり売れるようになると日本の大手の会社に目をつけられ、その大手の会社にそのブランドとの独占販売権を結ばれ、彼女が買えなくなったとか。多くのブランドの火付け役でもあるたようだ。

ということで9月のMIPELに来てもらった。展示会ではインスタライブで展示会の様子を紹介、日本の深夜1時にもかかわらず事前の告知なしでも400人が視聴、そこで今回買い付けのシチリアのバックブランドとフィレンツェのベルトブランドを紹介。その他イタリアを代表するインテリアメーカーの一つであるBOFFIの経営陣の一人が、BOFFIでも付き合いのある世界で活躍する有名インテリアデザイナーにバッグをデザインしてもらうというコンセントのブランドUP TO YOUのオーダーもいただいた。ライブ中には、ブランドに関する質問がたくさん入り、沙織さんからたくさんのアドバイスもあった。

前回のブログでも書いたが、ライブコマースは今流行りの販売方法の一つかもしれないが、決して誰がライブをやっても彼女のように沢山販売できる、いうものではない、ライブを成功するにはそれなりにライバーの人間的魅力が必要だ。

彼女のミラノ滞在中、様子をよくうかがってみると、ファッションだけではなく、いろいろなことに興味を持っていて、自分の好みもよく知っている。何よりもファッションが大好きで、それを他の人にも伝達する能力があった。初めて来たここミラノでも常におしゃれなヨーロッパ人が彼女の周りにいた…

Ciao!

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