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宇宙で飲まれている水はMADE IN ITALY!

ブログ Laura

Cari amici,

皆さん、宇宙飛行士が宇宙で飲んでいる水はMADE IN ITALYだって知っていましたか?

イタリア北部の街トリノには、市民に向けた最先端の浄水システムがあり、1秒間に2,500リットルの水を提供しています。この水の一部はさらに処理され、なんと宇宙でのミッション中に使用できるようにされているのです。

宇宙での水のクオリティーは安定していなければなりません。重力のない場所で、バクテリアも地球の水と同じ状態に保つ、要するにその水の特性を数か月の間変化させずに維持する必要があるのです。

ロシアとアメリカの宇宙飛行士は、この工場で処理された水を飲みますが、その水は誰に対しても同じものではありません。アメリカ人はヨウ素塩が豊富な軽水を好みますが、ロシア人はミネラルが豊富で金属塩で処理された水を好みます。実際、ロシア人用の水には銀のインゴットが浄化装置に配置されます。

この水とは別に、宇宙ステーションではステーション内のスペースの保持と重量の問題のために、化学的・物理的プロセスが使用され、あらゆる形態の水の95%が再生され浄化されてリサイクルできるようになっています。呼吸時の水蒸気、洗浄に使用される水、宇宙飛行士の汗、さらには尿も使われます!

これにより、水の消費量を大幅に減らすことができます。宇宙飛行士は一日一人当たり、水を飲んだり脱水食品に水分を補給したりするのに2リットル、濡れた布で体を洗うのに0.5リットルしか使用しません。

このように宇宙飛行士は宇宙ではほとんど水を使用せずに生活しています!ちょっと皆さんに知っておいてもらいたいのですが、宇宙に持っていかれる1リットルの水は、平均で20,000ユーロ(約260万円)(生産コスト4,000ユーロ、宇宙ステーションへの輸送費16,000ユーロ)もかかるんです!

しかし、それだけではありません。目標は火星です。技術者は、汚染のリスクなしに2年間、つまり赤い惑星への完全な往復の期間に耐えることができる水を準備するために現在取り組んでいます。

あー、私は喉が渇きました。この地球の水一杯飲んでくることにします!

A presto!

Laura Canepa(ラウラ カネパ)のブログ

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