イタリア で一番好きな州1

日本の様に細くて長い国イタリア、北はアルプス山脈からはじまり、南イタリアの最南端は、チュニジアにあるアフリカの最北端よりも南に位置します。北部にあるミラノからスイスの国境までは車で1時間しかかかりません。空気が澄んでいて天気の良い日は、ミラノからアルプス山脈を見ることもできます。

Buongiorno ! 平成元年からイタリアのミラノに住んでいるtakaoです。生のイタリア情報をブログで発信しています。

日本ではどの街も新しい建物ばかりなので、どこに行っても大体同じ様に見えますが、イタリアは昔ながらの建物が今でもそのまま残っているので、それぞれの街がとても個性的です。

イタリアに住んで31年、流石に北から南まで色々な所に行きましたが、その中でも私が一番好きな州といえばフィレンツェ、ピサそれにシエーナのあるトスカーナ州です。この州にはフィレンツェをはじめ、6つの世界遺産があります。

イタリアに来て初めの頃、まだアシスタントデザイナーをしていた時に、そのブランドのライセンスを持っていたGIBO’というオンワードグループの工場がフィレンツェの郊外にあり、毎月2度ほど行っていたので、いまだに懐かしい思いがあるのかもしれません。

ピアッツァ・デッラ・シニョーリア

フィレンツェは世界的に重要なメンズファッションの展示会PITTI UOMOが1月と6月にあるので、最低年に2度は行きます。展示会では、東京、パリ、ベルリン、ロンドンなど色々な都市に行く機会がありますが、その中でもフィレンツェのPITTI UOMOが一番好きです。出展ブランドや展示会の内容は別として、何が良いかといえば、PITTI UOMOは展示会が終わるのが他の展示会よりも早く、夕方6時なのです。6月だとイタリアでは夕方9時過ぎに日の入りになるので、展示会が終わって日が暮れるまでまだまだ時間があります。その間、フィレンツェの街を散歩したり、ショッピングしたりすることができるのです。それにフィレンツェはとても小さな街で、展示会場からホテル、レストランなど、大体どこに行くにも歩いて行ける距離なので、ホテルに一度荷物を置いてからでも街中でゆっくり散歩をしたり、食事をする前にアペリティーボ(夕食の前に一杯飲みに行くこと)をすることができます。

ウッフィツィ美術館
ボッティチェッリ ヴィーナスの誕生

フィレンツェは街が小さいので、歴史的建造物や、私の好きなボッティチェッリの作品のあるウッフィツィ美術館(美術館は流石に展示会の会期中に行くのは難しいですが)など世界的にも有名な場所が沢山あり、それらが散歩をしながらにして見ることができるのです。こんな感じでとても散歩に良い場所なので、以前まだファッション業界がもっともっと元気があって、みんなお金にも時間にも余裕があった頃には、PITTI UOMOの会期は火曜日から金曜日までなので、バイヤーはまず展示会前の週末にトスカーナ州に入ってきてゆっくりして、展示会を見た後そのまま土日も滞在して帰っていた時期があるそうです。うらやましい。(まあ、いつも忙しい日本のバイヤーでは無いと思いますが)

焼く前のビステッカ•アッラ•フィオレンティーナ

散歩の後の食事、これも肉好きな私にはとても嬉しいです。このフィレンツェで有名といえば何と言っても、ビステッカ•アッラ•フィオレンティーナ、フィレンツェ風Tボーンステーキです。5日間の滞在で最低2度は食べています。このフィレンツェ風Tボーンステーキは、トスカーナで主に飼育されているキアナ牛の肉を1ヶ月ほどかけ熟成させます。何が凄いって肉の厚さが尋常じゃないのです。一般的には5、6cm、時々7、8cmあることもあります。なぜこんなに幅があるかというと、肉を横にしても焼くからです。

焼いた後のビステッカ•アッラ•フィオレンティーナ

これをグリルに乗せ炭火で焼きます。一般的な焼き方は、アルサングエと言って。外はカリカリ、中はまだ真っ赤なレア状態です。普段私はよく焼いた肉の方が好きなのですが、この焼き方はビステッカ•アッラ•フィオレンティーナにはよくあっていると思います。中身は真っ赤でも生臭さはありません。

割と高い肉なので、このキアナ牛を使ったのビステッカ•アッラ•フィオレンティーナを出すレストランは少ないと思いますが、本来は、生後12ヶ月以内のキアナ牛を使います。脂肪は少なく赤みの肉で、大体最低1キロくらいから、重さで頼みます。味付けはシンプルに塩と胡椒だけ、そして焼け上がった肉の上にオリーブオイルをかけます。

ピーチ
鳥のレバーのクロスティーニ

それ以外にもこの辺で有名なものは、丁度うどんと同じくらいの太さのパスタ、ピーチ(シエナ発祥)、一見パスタにしては太過ぎる様に見えるのですが、食べてみると結構おいしいです。あと気になるのは鳥のレバーを使ったクロスティーニ(Crositini di fegatini)、中にはアンチョビも入っているそうです。レバーといったら癖のある肉なので、ちょっと敬遠してしまいそうですが、実際に食べてみるとそれほどクセもなく美味しくいただけます。この辺は是非お勧めです。

本当はフィレンツェ以外の、日本からはあまり観光でいけなそうに無い場所の紹介をしようと思っていました。その前にちょっとフィレンツェの紹介をして、と思っていたら長くなってしまいました。本題の方はこの次のブログで、ということにします。

Ciao!

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