なぜ「Made In Italy」は信頼されているのか?

ブログ Laura

Cari amici,

「Made In Italy」は、常に何か良いもの、そして質の高いものとして期待され、それによって食べ物やその他の物に付加価値を与えています。

これまで個人的にこの話題について深く考えてみたことがないので、今日は皆さんと一緒にこのテーマについて考えていきたいと思います。

それぞれの国において、その国で作られた物には独自のアイデンティティーがあります。もしも、美して素晴らしい高級な着物を買いたい人がいたとしたら、その人は間違いなく着物を日本で買うでしょう。

イタリアの豊かな文化遺産を創造するイタリア人の能力は世界的にも高く評価されています。また、私たちの国にある膨大な量の芸術作品に囲まれ、常にそれらに触れ合っていることで、先天的に美的感覚と美しさに対する感覚が発達しているとも言われています。

それに加え、イタリア人には強い起業家精神があるため、私たちは何世紀にもわたり洗練された職人の生産技術を発展させ、センスが良く品質の高い商品の生産に力を注いできた企業を発展させることができました。

実際、イタリアの製品は常に質、耐久性、エレガントさ、そして創造性の高いものとされてきたため、その恩恵を受け、他の生産地から来た同じような商品に比べ市場での優位性を保つことができました。そのために、他との差を際立たせるためにイタリアで考案、作成、製造された全ての商品に対して「Made In Italy」の表示をつけることにしました。

英語表示「Made In Italy」は、イタリア人が特に優れていると考えられていたファッション、食品、家具そして機械(自動車、工業デザイン、機械および船)の4つの伝統的な分野の偽物の商品に対抗するために80年台からイタリア製の商品に対して使われる様になりました。

そのおかげで、1996年、イタリアは日本とドイツに次ぎ世界第3位の黒字貿易収支国になりました。しかし、グローバリゼーションが進んだことと、私たち自身、イタリアで生産されたものを守っていくということができなかったことが原因で、市場での優位性がどんどん低下しています。

ここでイタリアの製品とその他の国で作られた製品の違いを、一つの例をとって説明してみましょう。

パルミジャーノ・レッジァーノ・チーズはヨーロッパのD.O.P. によって認証されています。D.O.P. ( Di Origine Protetta 保護原産地呼称)このチーズはイタリアの特定地域で生産されたチーズのみ、この名前を使うことができます。

しかし、世界中では本物のパルミジャーノ・レッジァーノ・チーズだけでなく、偽物も多く出回っています。例えばアメリカのパルメザン・チーズ。この二つのチーズを比較してみると、多くの違いがあります。

1、使用される原料 - 本物は添加物を加えず新鮮な牛乳のみで作られていますが、偽物は粉乳で作られています。

2、熟成期間 - イタリア製のものは最低12ヶ月から60ヶ月間まで、アメリカのものは6ヶ月間

3、消化能力 - パルミジャーノ・レッジァーノ・チーズはチーズの中に含まれる脂肪がアミノ酸、つまりプロテインに分解する製法が使われています。すなわち、どの年齢層の人でも食べることができるのです。

全てのこれらの違いは、本物のパルミジャーノ・レッジァーノ・チーズの価格が高くなることを意味し、パルメザンチーズがイタリア製チーズのマーケットを奪うことになります。しかし、それらは品質が低いだけでなく、味もかなり違います。

海外からの原料を輸入してイタリアで生産した製品でも「Made In Italy」と呼べるものもあります。

各分野において(レザー、生地など)法律は製品の特定の作業工程を特定し、どこからどこまでをイタリア以外で生産できるかということを決めています。しかし、ほとんどの作業はイタリア国内でされていなければなりません。

例を挙げると、イタリアを代表する高品質のファッションブランド「Brunello Cucinelli 」のカシミアニットの原料はモンゴルから来ていまが、ほとんどの工程はイタリア国内で行われています。この場合には「Made In Italy」を使うことができます。

一方、製品に「100% Made in Italy」をつけるには、原料もイタリア産で、デザイン、加工、組み立て(最終加工)までイタリア製でなければなりません。

年が経つにつれ、「Made In Italy」という言葉は適当に使われていく様になり、その価値がどんどん落ちてきました。ということで2009年、「デザイン、企画、加工そしてパッケージングの工程がイタリア国内で行われたものに限り、完全なイタリア製と認められる」という法律が導入されました。

ということで、上記の条件を満たしたものに限り「100% Made in Italy」「100% Italia」「tutto italiano」およびそれに準じた表記をすることができることになっています。

さて、みなさん、みなさんはイタリア製品についてどう思いますか?

Laura Canepa(ラウラ カネパ)のブログ

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