Buongiorno ! takaoです。
イタリアだけでなく、ヨーロッパのスーパーや八百屋さんに行かれたことのある人なら、よくわかると思いますが、ヨーロッパの野菜は日本の野菜と比べると丸くてかなりでかいです。
特に大きいなと思うのが、茄子にピーマン。味も日本のそれと比べるとあまり繊細さがなく、淡白な味がします。
まずナスですが、皮はしっかり分厚いものがついています。皮が厚い分火が通るのに少し時間がかかります。
イタリアのナスの有名な料理といえば、一番はパルミジャーナです。ラザーニャのパスタの代わりにナスが入っている、といえばわかりやすいでしょう。
あともう1つはナスの詰め物フライ(Cordon bleu di melanzane)です。こちらのナスは大きいので、輪切りにしても結構な大きさになります。その輪切りにしたナスでスカモルツァチーズとハムを挟んでパン粉をつけて揚げたものです。
ピーマンですが、普通に何かと一緒に炒めて食べるだけだったら、日本のピーマンの方がちょっと苦味があり味も繊細なので、個人的には日本のピーマンの方が好きです。最近はスーパーやメルカート(青空市場)などで白い縞が入った茄子や、細長いナスなど、昔よりかなり種類が豊富になってきました。

イタリアのピーマン料理で一番有名なものはペペロナータ、縦に切ってオリーブオイル多めに入れで炒め、最後に皮とタネを省いてオリーブオイルと酢につけたものです。あまりたくさん食べると胃がもたれますが、おいしいです!
ハロウィンのシーズンになりましたが、カボチャも大きいものはかなりでかいです。で、味や素材の質感も日本のものと比べるとかなり違います。両方のカボチャを食べてみて思うのですが、日本のカボチャは芋のような感じで、ヨーロッパのカボチャはもっともっと水っぽいです。

イタリアに来てまだ間もないころ、カボチャでコロッケを作ろうと思って、カボチャを煮込んだらぐちゃぐちゃになって、全然固めることができませんでした。
今ちょっとカボチャについて調べてみたのですが、意外なことに、ヨーロッパのカボチャは日本から入ってきたのだそうです。それで、今日本で使われているカボチャは日本古来のものではなく、アメリカから入ってきたものらしく、そのカボチャは日本人が好きな栗に味が似ていて、粉質で甘いものだったことからこのアメリカのカボチャが日本で普及していったのだそうです。
イタリア料理でカボチャといえば、ラビオリの中に入れたりスープに使ったりしています。
そんな感じで、同じ野菜でも国が違うとその素材も変わってくるので、その素材にあったその国の料理が生まれてきます。シンプルな素材の味だけで考えたら日本の方が繊細でおいしいと思いますが、やはりイタリア料理にはイタリアの野菜で作った方が断然おいしいです!
今日はイタリアの野菜についてでした。また機会があれば、イタリアの他の野菜についても紹介してゆこうと思います。
Ciao !